
上:イネに発生する縞葉枯病。幽霊(ゆうれい)病とも呼ばれる。発病したイネ(右)ではこより状によじれて枯れる。
(笹谷孝英「イネに幽霊(ゆうれい)病を起こすウイルスのなかま、テヌイウイルスとは?」 図1A)
中:ナシ胴枯細菌病(ナシさび色胴枯病)を発病した樹。
(藤川貴史「モモ、ナシ、リンゴでみられる胴枯細菌病とは:その診断のツボ」 図1B)
下:ネギ葉枯病の褐色楕円形病斑。生理的に葉先が枯れた部分や、べと病で枯死した部分に見られることが多い。
(池田信「根深ネギの黒斑病と葉枯病を畑で見分けるコツ」 図1B)
目次
<論文>
・根深ネギの黒斑病と葉枯病を畑で見分けるコツ
・イネに幽霊(ゆうれい)病を起こすウイルスのなかま、テヌイウイルスとは?
・モモ、ナシ、リンゴでみられる胴枯細菌病とは:その診断のツボ
・食用ナバナの根こぶ病は温暖化により拡大するか?
・耐性菌はなぜ発生するのか? ~耐性菌出現を防ぐために~
<レター>
・ヒルガオハモグリガがサツマイモにやってきた!
・奥付
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